TCCとは

「トヨタコミュニティコンサートは」、"音楽を通じて地域文化の振興に貢献すること"を目的に、1981年より日本アマチュアオーケストラ連盟と連携し、日本各地で活動しているアマチュアオーケストラの公演を、トヨタと全国のトヨタ販売会社グループで支援するクラシックコンサートです。

TCCには開催形態には変遷はあるものの、大きく以下の3形態があります。

  • チャレンジ公演型コンサート
  • アマチュアオーケストラ単独では、資金面や構成面で実現困難なチャレンジングなコンサートをTCCの支援のもと開催するコンサート

  • 移動・訪問コンサート
  • 生演奏を聴く機会が少ない方の所へ訪問し開催するコンサート

  • 招待コンサート
  • 生演奏を聞く機会が少ない方を自主公演に招待し、TCCの支援のもと、開催するコンサート

俊友会におけるTCC

俊友会管弦楽団では、1990年2月12日 第10回定期演奏会を「招待型コンサート」として初めて開催(マーラー交響曲第2番「復活」)して以来、「チャレンジ公演型コンサート」を4回、「移動・訪問コンサート」を2回、「招待コンサート」を12回開催しています。

チャレンジ公演型コンサートとしては、

  • 1995/12/10 シューマン オペラ「ゲノヴェーヴァ」~演奏会形式(日本初演)
  • 1997/06/15 マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」
  • 2000/12/02 メシアン トゥランガリラ交響曲
  • 2008/10/05 シェーンベルク「グレの歌」

を、特別演奏会として開催しました。

移動・訪問コンサートととしては、

  • 2011/11/06 児童養護施設「星美ホーム」コンサート
  • 2016/02/21 特別養護老人ホーム「千川の杜」ふれあいコンサート

を、東京都トヨタ販売会社グループ、トヨタ自動車株式会社とともに共催させて頂いております。

この20数年を振り返ると、1990年~2000年代は、アマチュアオーケストラでは運営面から演奏することが不可能と思われる楽曲を演奏する機会を提供していただけたことに感謝しております。そして2010年代からは時代の要請に従い、私たち俊友会管弦楽団も社会貢献に目を向け、取り組ませていただいております。

一方で、当団ではTCCに取り組むことで得たノウハウをもとに、2006年7月2日には、第38回定期演奏会としてオペラ「カルメン」全幕を演奏会形式で実現することができました。

2018年、このTCCが「東京2020参画プログラム」に認定されました。このことはTCCの意義に、さらなる使命が加わったのだと考えています。オリンピック憲章には「スポーツを文化と教育とを融合させること」が明記されており、「短くともオリンピック村の開村期間、複数の文化イベントを計画しなければならない」と記されています。2020年に向けて当団が何ができるかを今一度考え、さらなる前進を続けていきたいと考えております。

俊友会管弦楽団 運営委員会